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BTSのPTDの手話の意味を画像付きで解説!MVに取り入れた理由とは?

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「Butter」に引き続き「Permission to Dance」略して「PTD」が大ヒットしたBTS。

このMVでのダンスが世間ではとても話題になっていますね。

今までのBTSの曲とは少し雰囲気が違い、なんとこの曲のダンスには手話が取り入れられています

この手話の意味が気になっていたり、なんで手話なんだろう?と疑問に思った方も多いはず。

そこで今回はこの曲の手話の意味を画像付きで詳しく解説していきたいと思います。

このように手話を取り入れた理由も一緒に見ていきましょう。

BTSのPTDの手話の意味を画像付きで解説!

まずはBTSのPTDに出てくる手話の意味を、1つずつ詳しくご説明していきます。

出てくるのは下記の3つの動きです。

①楽しい

最初に出てくるのは親指を立てて体の前で上下に動かす動きです。

こちらには「楽しい」という意味が込められています。

この手話に関しては「楽しい」の他に「嬉しい」という意味も持つ為、聴覚障害のある方に「楽しい」という意味だと分かってもらう為には自分たちが「楽しい」と伝わるような表情を作らなくてはいけないとBTSのメンバーは考えたそうです。

実際にMVではとても楽しそうな表情で、しっかり「楽しい」という意味を表現できていますよね。

②踊る

次に出てくるのは、片方の手の平を広げ、反対の手で2本の指を下に向けて動かす動きです。

この動きは「踊る」という意味です。

広げた手の平が舞台で、2本の指は踊っている人を表しています。

③平和

最後はこちらです。

このように両手で大きなVサインを作る動きは「平和」の象徴です。

MVのラストシーンではこの手話ダンスをメンバーと一緒にたくさんの方が踊っていますよね。

この曲には歌詞にある「We don’t need permission to dance(ぼくたちが踊るのに許可はいらない)」という言葉の通り、「ダンスは気が向くままに、許可なしに思う存分踊ってもいい」という意味が込められています。

手話の意味を繋げると「楽しく踊れば平和が来るよ」というようなメッセージにもなりますね。

MVの作りも長く続くコロナウィルスの終息を伝えるようなコンセプトになっていて、これを見たたくさんの方に希望を与えました。

BTSがPTDのMVに国際手話を取り入れた理由とは?

BTSがこのPTDのMVに国際手話を取り入れた理由はなんでしょうか。

BTSは元々、手話や聴覚障害のある方に関心を持っていたようです。

2021年5月25日にアメリカの歌番組「The Late Show With Stephen Colbert」に出演した際、「Butter」について話す時にも手話を使用していました。

また2019年にはメンバーのRMが、「聴覚障害のある学生の音楽教育に使ってほしい」とソウル市内の特殊学校に1億ウォン(日本円で約963万円)を寄付したそうです。

BTSのメンバーは聴覚障害を持つ方にとっても、音楽をもっと身近なものにしたいという気持ちがあったのではないでしょうか。

今回の手話ダンスも、長く続くパンデミック時代に「希望のメッセージを伝えられる特別なパフォーマンスはないだろうか」というBTSの思いから生まれました。

コロナ禍でマスクをつけて生活している今、聴覚障害のある方は相手の口の動きが見えずとくにコミュニケーションが難しくなっています。

このMVでもみんながマスクを投げ捨てて踊るシーンが印象的ですよね。


また韓国語ではこの「楽しい」「踊る」「平和」の表現が英語とは異なる為、世界中の人々に伝わるようにという意味で国際手話を取り入れたようです。

コロナに関する政府ブリーフィングを通訳する手話通訳士キム・ドンホさんはこの手話を取り入れたダンスについて以下のように語っています。

聴覚障害者にとって音楽は文化の中でも最も遠いジャンル
歌詞を理解して一緒に踊るには、さらに段階を踏まなければならないという文化的な距離がある。
音楽を聴くことのできる聴力を持っている方も、音楽の音は『ブウン』と振動しているように感じられる。
だが、歌詞に合った振り付けを手話で表現してくれたことで聴覚障害者もその意味にすぐ気付き、一緒に楽しめるという点で、今回BTSがその距離を縮めてくれた

出典元:Yahoo!ニュース

このPTDのMVには、実は手話以外にも様々なメッセージが込められています。

MVの事務所でのシーンではよく見ると「disABILITY(障害)」「RESOURCES(支援、資源)」と書かれたスローガンが壁に掲げられています。

アメリカでは、7月は「障害者プライド月間」として障害者の権利を啓蒙する活動が行われるのですが、この「disABILITY」「RESOURCES」という2つの言葉は「障害者プライド月間」と連動しています。

またMVにはウェイトレス、清掃員、郵便配達員などコロナ禍でも関係なく外に出て仕事をしなければならない方たちが次々と登場しますよね。

このMVを通してそのような職業の方たちへの感謝の気持ちが感じられます。

登場する方の体型も様々で、これは「痩せている体が美しい」といったイメージをなくしありのままの体を愛そうという社会運動の考え方と同様、「自分自身を愛そう」というBTSのメッセージが込められています。

みんなそれぞれ個性があって、それでいて人はみんな平等だということを伝えようとするBTSの優しい思いが伝わってきますね。

BTSのPTDの国際手話の意味に対するファンの声は?

BTSのPTDの手話の意味を知ったファンの方はどう感じたのでしょう。

ツイッターを元に、ファンの皆さんの声をまとめました。

かなりの数のツイートがありましたが、手話の意味や取り入れた背景を知って感動した、さらにBTSを好きになったという声が多かったです。

BTSは歌もダンスも外見も魅力的です。

ですが彼らの人気がここまで出ている理由はただそれだけではないということを、世界中に伝えられたのではないかと思います。

このPDTのダンスは誰でも踊れるような簡単な振り付けなので、皆さんもぜひ覚えて踊ってみてはいかがでしょうか。

BTSの願い通り、1日も早くコロナウィルスが終息し、マスクを外して自由に歌ったり踊ったりできる日がくるといいですね。

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